ハードは変えずにWi-Fi電波強化
家のWi-Fiが弱いと感じたら何から疑いますか?
LANケーブル?
ルーター本体?
中継機?
いいえ、もっと根本的な解決から始めましょう。
ONUと無線LANルーターの位置をチェック
ONUとは
ONUは光回線終端装置とも言います。
その名の通り電柱から光ファイバーを家に引き込み、光信号の終端となる装置の事です。
ONUの役割は単に光信号を家に引き込んでいるだけではありません。
もう一つの役割は光信号をデジタル信号に変換することです。
デジタル信号に変換しないと無線LANルーターでインターネットにつなぐ事はできないのです。
注)
我が家のONUは下の画像の右下の本棚の裏に設置してあります。
ONUは一般的には光信号→デジタル信号に切り替える装置ですが、ルーターの機能を併せ持ったものも存在します。今回はルーター機能がないものとしてお話を進めていきますね。
という事でONUは直接電波を出していないので上の画像の左上にある無線LANルーターと接続して使用する必要がある訳です。
ここでこの無線LANルーターの位置に注目して設置しましょう。
無線LANルーターの知っておくべき知識
- ルーターから発する電波はルーターを中心に360°電波を発します。
- 電波は障害物があると減衰、屈折、回折、干渉を引き起こします。
- ルーターの近くが電波が強く、離れれば離れるほど電波は弱くなります。
以上の3点からルーターの設置場所はこう考えておきましょう。
- ONUの設置位置はルーターの設置場所に大きな影響を与えるので家の中心に設置してもらう。 ※工事は回線提供事業者が派遣
- 無線LANルーターを1階に設置した場合は
1、床から1〜2mの高さに設置を推奨。
2、ONU同様に家の中心が好ましい。 - 無線LANルーターを購入する場合は最低でも5GHz×4本、2.5GHz×4本の計8本アンテナがあると電波が安定します。
※ルーターはお金をかけてしまいますね汗 - ONUと無線LANルーターを接続するLANケーブルはCAT5eかCAT6eを必ず選ぶ事。 ※CAT7はオーバースペック。
※LANケーブルを家の中心に伸ばす場合は長いものを買わないといけませんが5m前後で3,000円ほどで購入できます。 - ルーターをなるべく囲まない。
家を新築する際になるべくONUなどは見せたくないと考える方が多いと思います。
私も家を建てた際はそうでした。
しかし実際に家を建てた後に1階のリビングの電波が弱く色々工夫して電波状態を改善していった経緯があります。
今は1階には中継機を設置して改善させていますが、上記の設置場所条件においては、これから新築で建てる際に参考にして頂ければ幸いです。
電波はちょっとした事で改善しますよ。
IPv6に変更しよう
IPv6とは?
プロバイダ(niftyやBIGLOBEなどのインターネットを提供する事業者の事を指します)への接続点を広げインターネットアクセスを快適にする技術の事です。
注①)もう少し噛み砕いてお話すると、ルーターとプロバイダ(接続点)の通信をIPoEに変更し通信帯域を広くし多人数が通信してもIPv4よりも快適に通信をする事ができる。
注②)もう一つはIPアドレスを割り振れる数がIPv4よりも多いという点です。
※IPv4のサイトが見れなくなる場合があります。その場合IPv4 over IPv6に対応している必要があります。
※OCNのIPv6は最初から提供している状態ですが無線LANルーターがOCNバーチャルコネクトに対応しているものでないとIPv6通信はできません。
自宅のWi-FiがIPv4なのかIPv6なのか測定する場合はWi-Fiに接続している状態で下記のURLでチェックしてください。
kiriwake.jpne.co.jp IPv4/IPv6接続判定ツール
私もこのサイトは仕事で使います。
多くのプロバイダではIPv6への変更は無料になっています。
プロバイダのサイトからログインして変更するか電話で変更できるケースが多いので判定ツールでIPv4接続の方は早めに変更しましょう。
これだけで速度が大きく改善します。
プロバイダ選びも慎重に
プロバイダ選びはとても重要です。
有名なプロバイダほどユーザー数が多くなります。つまり接続点が詰まりやすい可能性があります。
当然プロバイダ側も対策をしユーザーに快適なネットスピードを提供できるよう努力しています。
単純にビッグネームプロバイダは信頼度も高く通信速度も信頼できると考えていますが、物理的に接続点へのアクセスが少ないローカルプロバイダは単純に通信速度が早いイメージがあります。注)主観有
一般家庭向けの速度は地方では1Gbpsしかでません。
しかし回線による速度が1Gbpsに固定されているはずなのにプロバイダによっては速度No,1と謳っている会社があります。
それは単純にユーザー数が少なく通信トラフィックが少ないという事ではないかと思います。
※プロバイダによっては高性能な無線LANルーターを無料でレンタルできるところもありますのでその影響もあるかもしれません。
※回線と一緒に提供している通信キャリアでのプロバイダ変更は手数料がかかります。
通信キャリアがお薦めしているプロバイダでも問題はありませんが、キャリア対応のプロバイダは慎重に選ぶようにしてみましょう。
それとBuffaloの無線LANルーターならプロバイダを変更してもそのまま通信を引き継ぐ機能があります。これは便利!
我が家はドコモ光から楽天ひかりに変更した際に特別なにもせずに通信を引き継いでいました。
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おすすめYOUTUBER紹介
今回自宅のWi-Fiの電波を記事にしました。
私がPCやWi-Fiに詳しくなったのは何人か影響を受けていますが、いちばんはこの方だと思います。
「パソコン博士TAIKI」さんです。
PCやソフトウェアだけではなく世の気になっているTEMU(テム)やAiなど身近なニュースも多く発信していますのでぜひご覧になってみてください。
こういった知識量が増えるのは間違いないチャンネルです。
それではまた次回。
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